東京・千代田区は、猫殺処分ゼロを今年で6年間継続している地域です。行政とボランティアが連携・協力して「飼い主のいない猫」の問題に取り組んでいます。ほんの15年ほど前までは、避妊去勢をしていない野良猫が、次々と子猫を生み、交通事故や病気でどんどん死んでいく、猫の餌やりや糞尿への苦情も多かったのです。
そこで千代田区が、猫の保護活動を行うボランティアを募集し、保健所と連携して野良猫を避妊去勢して、一代限りの地域猫として、地域の人が餌やりやトイレの世話などをするようになったのです。保健所や警察に、捨て猫がいる、倒れてぐったりしている猫がいると通報があると、すぐボランティアに連絡が行き、即座に出動! 猫を素早く保護して病院に連れて行き、手厚く治療して、譲渡する活動を行なっています。猫の譲渡会は区役所でも行われ、区長さんも毎回見学に来られます。まさに官民一体となって、「飼い主のいない猫」対策に取り組んでいるのです。千代田区では、「飼い主のいない猫」の避妊去勢代、保護猫の治療費なども、助成金を出しています。
千代田区という場所柄、大規模な再開発やオリンピック開催のための道路拡張や大きな建物を建設したりと、猫たちが暮らせる場所が減ってきています。そういった人慣れしていない大人猫たちの保護も行なっており、猫を人に慣れさせるための社会化をしてから譲渡する活動も行なっています。
時には、「千代田区は猫の殺処分ゼロだから捨てても猫が殺されない」と、区外から猫を捨てにくる不届き者まで来るように。うちのケッタくんも、区外から車で乳飲み子の子猫を連れてきて、遺棄された猫の1匹でした。
千代田区という限定された地域での活動ではありますが、本当は保険所の人たちも、誰も罪なき猫たちを殺したくはないのです。千代田区の「飼い主のいない猫対策」がひとつのモデルケースとなって、行政とボランティアが連携・協力すれば、猫殺処分ゼロは日本全国、どの地域でも達成できるのです。
今では、日本全国から猫殺処分ゼロのモデル地域として、多くの行政やボランティア団体から、千代田区や猫を保護しているボランティア団体「一般社団法人 ちよだニャンとなる会」に、見学や問い合わせが来るようになりました。
日本中の全ての地域で、猫殺処分ゼロが達成される日が来ることを、私も心から願ってやみません。
はじめまして50歳代の主婦です。先月3年9か月一緒に暮らした保護猫を亡くしてから、色々な方の猫ちゃんに対する思いを読ませて頂いております。こちらへは、暮れに保護した猫の為、キャットウォーク等を勉強しようと探してましたら、猫専用アパートメントのインテリアや作りが素敵で、CS放送の「猫ヘルパー」に出てくるアメリカのおうちのようで日本にも作ってらっしゃる方がおられるんだと感心しておりましたら、こちらに「猫まみれの日々」を見つけ読ませて頂きました。
そうだったのですか~純血種の猫ちゃんにはそんな悲しい現実があったなんて。人間の欲は恐ろしいです。ちゃんすけちゃんの愛らしいお顔を拝見して涙が止まりません。
我が家の亡くなった保護猫も家の前にうずくまっていたペルシャ猫でした。ずっと元気でしたが、最後、風邪をこじらせてしまったようでしたが、頼りない獣医師で死因はわからないと言っていました。
うちは、年寄りのトイ・プードルがいて猫は飼った事がなく、警察署に預かってもらいながら飼い主さんを探しましたが見つからず、うちで飼う事にしました。
大人しく手のかからない2,5kg位しかない小柄な男の子でしたがミーと名付けました。年寄りだったのか来たとき歯が3本しかなくすぐまた2本抜けて最後は1本でしたが、歯茎でつぶしていたのか、ドライフードが好きで一生懸命食べていました。
人なつっこい子ではなかったので、最初はどうなる事かと思いましたが、徐々に私達家族4人に慣れてきて、朝「おはよう」と声をかけると「ニャ」と返してくれて、夜は夫と一緒に寝るまでになり、すっかり家族の一員になって、彼がいなくなるなんて考えてもいませんでした。
クシャミが出て鼻血が出たので、急いで獣医師に診せましたが、触診も検査もせず、点鼻薬と点滴してましたが、全くよくならず、後から知人に、何のウィルスか検査して特定しなければ、合う薬はわからないのでは?と言われ、獣医師を変えればよかったと後悔しております。
亡くなって初めてこどもを亡くしたように毎日悲しくて辛い日々です。泣かない日はありません。
目が釣り目で目付きがよくないのですが、その仏頂面で、ごはんを待っていたり、お布団を敷くのを待っていたり、甘えて頭でなでてくれと押してきたりする姿が愛おしくて可愛くて、いつの間にか私のすべてになっていました。この気持ちは飼った方でないとわかって頂けないと思います。
もうあの子に逢えない触れないあの子と見つめ合う事が出来ないと思うと頭がおかしくなりそうです。
家族は夫と息子達~男ばかりで、それなりに辛そうでしたが、私のこの辛い気持ちほどではないと思います。
こちらに書かれていた純血種の猫ちゃんの事情もわかりましたし、私も保護猫を飼った事で、色々調べたりボランティアの人に話を聞いたりして、ペットショップ等はない方がよいと思ってました。世界規模で一匹でも不幸な子を減らしたいと思い、動物愛護関連の記事を読み必要なら署名もしております。
今度の日曜日は49日の法要がありますが、私はミーとずっと一緒にいるつもりです。
ミーちゃんのこと、お悔やみ申し上げます。
愛猫を見送るのは、辛いことですね。私も今でも、ちゃんすけがいないのが寂しく、無意識に家の中で姿を探してしまいます。
鼻血が出て…、という症状は私もうちの猫たちで見たことがないので、ミーちゃんが何の病気だったのかわからないですが、獣医師には、経験を頼りに必要な検査をしないで、勘で治療をする先生がいますので、本当にその病気に合った治療ならいいのですが、そうでなかった場合、命に関わることにもなってしまうのだと思います。
私はアパートを猫仕様にリフォームするにあたって、ご自宅中にキャットウォークを張り巡らせたお宅を見せて参考にさせていただいたのですが、キャットウォークがあると、猫は上、人間は下と住み分けができ、スペースを倍広く使えて、そのお宅のネコちゃんたちがいかにものびのびと暮らしているのがいいと思いました。うちの猫アパートが、石川様のご参考になれば幸いです。